カムフィルファーは、バイオセーフティキャビネットの大手メーカー数社と長年にわたり
提携し、その技術的要求を満たす為の商品開発を行ってきました。そのうちの一つがMEGALAMです。
MEGALAM
当社製品の中でも、好評を得ているMEGALAMはキャビネット等の大風量化、低圧力損失化によりエネルギーコストの大幅な低減を実現します。
層流が不可欠とされる場合:
安全キャビネットには、層流性において厳しい要求事項があることはよく知られています。0.45m/s ±10%という低速時でも、CMSプリーツ技術(Controlled Media Spacing)と
カスタマイズされた最適な「ラミネータ」を適用することで顧客のニーズを満たして来ました。
全数検査の実施
厳しい要求に応えるよう、すべてのフィルタに対してスキャンテストを行い合格品のみを供給しています。また、同時にトレーサビリティ確保の為、個々の情報管理も行っています。
研究所関連の規格:
安全キャビネットはオペレーターをバイオハザードから保護する目的で、使用する物質の危険度により次の三つのクラス分けがされています。
・クラスⅠ安全キャビネットは、正面開口部からキャビネット内部での安全な操作が可能です。キャビネット内で発生した微粒子状の浮遊汚染物質は、作業台正面開口部の空気吸い込み口及び排気フィルトレーションによって制御されます。
・クラスⅡ安全キャビネットは、正面開口部からキャビネット内部での安全な操作が可能です。クロスコンタミネーションのリスクは低く、キャビネット内で発生した微粒子状の浮遊汚染物質は、適切に濾過された内部気流及び排気フィルトレーションにより制御されます。一般的に、単一方向の下向き気流(層流)の設定と正面開口部にエアカーテンを設置します。
・クラスⅢ安全キャビネットでは、作業領域は完全に密閉され、オペレーターは作業領域から物理的障壁によって隔離されます。キャビネットに設置された手袋を通して作業を行うので一般的にグローブボックスと呼ばれます。濾過された空気が連続的にキャビネット内に供給され、微生物や汚染物質が外部へ流出することなく、フィルタを通して適切に排気処理されます。
2. WHO バイオセーフティマニュアル
この文書では有害な微生物による環境汚染を防ぐことを目的として、危険水準1~4までを設定しています。レベル1とレベル2は封じ込め検査室としては見なされませんが、レベル3とレベル4は封じ込め検査室となります。マニュアル内「作業規準」の項目では、アクセス、個人防護、手順、作業領域、バイオセーフティ管理について、「設計及び施設」では設計の特長、「検査室設備」では必要とされる設備について規定されています。「健康と医学的監視」では、危険水準の異なる微生物を扱う作業者の監視について規定があり、また
トレーニング、廃棄物の取扱い、化学薬品、火災、電気、放射線などの安全性についても基準が定められています。
マニュアルからの抜粋:
バイオセーフティレベル3の封じ込め検査室では、危険グループ3の微生物を扱う作業及び、エアロゾル拡散の危険が大きいグループ2の微生物を大量もしくは高濃度で扱う作業を対象としています。バイオセーフティレベル3の封じ込めをするには、操作及び安全性のプログラムを基礎検査室用のプログラム、すなわちバイオセーフティレベル1及び2よりも厳しくする必要があります。(1)
1. 建物の換気システムは、バイオセーフティレベル3の封じ込め検査室から排出された空気が建物内に再循環しないように設計されなければなりません。空気がHEPAフィルタで濾過再生される場合は検査室内に再循環することも可能です。検査室からの排気(バイオセーフティキャビネットからの排気を除く)は、人の居る建物及び空気の取入れ口から離して屋外へ放散される必要があります。この場合HEPAフィルタを通して排気させる方法が好ましいとされています。(1)
2. バイオセーフティキャビネットは、人が通る場所から遠ざけ、ドアや換気装置からの気流と交差しないように配置してください(7章を参照)。(1)
3. クラスIまたはクラスのIIのバイオセーフティキャビネット(7章を参照)を使用した際、HEPAフィルタ通過後の空気は、キャビネットまたは建物の排気システムの空気バランスを崩さないよう干渉を避けて排気されなければなりません。HEPAフィルタはそれぞれ、気体の汚染除去および定期的な検査が可能なように設置しなければなりません。(1)
バイオセーフティレベル4は最もレベルの高い封じ込め検査室で、危険グループ4の微生物を扱う作業を対象とします。レベル4の検査室を建設・運営するにあたっては、同様の設備を実際に使用・運営している機関との十分な検討と、国家機関または適切な保健機関による管理が必要です。(1)
1. 制御エアシステム。施設内では陰圧を維持し、給気と排気ともにHEPAフィルタで濾過する必要があります。クラスIIIキャビネット検査室と防護服実験室の換気システムには著しい差異があります:
- クラスIIIキャビネット検査室。クラスIIIのバイオセーフティキャビネットへの給気は、キャビネット上に設置されたHEPAフィルタを通して室内から取り込むか、給気システムを通じて直接供給し、排気は2枚のHEPAフィルタを通過させて戸外へ放出させます。キャビネット操作時は使用されている検査室に対して内部を常に陰圧に保たなければなりません。このキャビネット検査室には専用の非循環式換気システムが必要です。
- 防護服実験室。専用の給排気システムが必要です。換気システムの給排気コンポーネントは、防護服区域内の最少有害区域から潜在的な最大有害区域に向かって一方向に空気が流れるようバランスがとられています。施設を常に陰圧状態に保つためには十分な換気扇が必要です。防護服実験室内、および実験室内と隣接区域間の圧力差はモニターされていなければなりません。換気システムの給排気コンポーネントの気流をモニターし、実験室内の昇圧を防ぐために適切な制御システムの使用が不可欠です。HEPAフィルタで濾過した空気が防護服区域、汚染除去シャワー室および汚染除去エアロック/室に供給されなければなりません。防護服実験室からの排気は、屋外に放出する前に連続した2枚のHEPAフィルタを通過させる必要がありますが、HEPAフィルタで濾過した後、防護服実験内にのみ再循環させることは可能です。いかなる場合にも、バイオセーフティレベル4の防護服実験室からの排気を他の区域に再循環してはなりません。特に防護服実験室内での空気の再循環を選択した場合は、細心の注意が必要です。実施する研究の種類、使用する装置、化学薬品及びその他の材料、研究に関係する動物種などを考慮しなければなりません。(1)
(1) 実験室バイオセーフティマニュアル、世界保健機関、2003年


